インフルエンザ・肺炎球菌・風疹・麻疹・帯状疱疹・B型肝炎・HPV(子宮頸がんワクチン)などのワクチン接種を行っています。
予防接種は予約制となっておりますのでご希望の方はWebまたはお電話でのご予約をお願い致します。

また、新型コロナウイルスのワクチン接種は現在は行っておりません。ご了承下さい。

ワクチンの接種を希望される方へ

当院では各種ワクチンの接種を行っています。新型コロナワクチンは16歳以上の方、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)は公費の助成対象の小学6年〜高校1年の女子を対象に接種を行っていますが、その他のワクチンは18歳以上の方のみ接種を行っています18歳未満の方のワクチン接種は行っておりませんのでご注意下さい

なお、18歳未満の方は保護者の同伴が必要となりますのでよろしくお願い致します。

新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン

当院では、現在は新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの接種を行っておりません。

インフルエンザワクチン

毎年10月〜1月頃にインフルエンザワクチンの接種を行っています。接種を開始する際にはホームページの「お知らせ」や、公式アカウントのLINEでご案内を致しますのでご確認をお願い致します。

なお、お住まいの地域によって自己負担額が異なりますので、お住まいの自治体のホームページ等でご確認下さい

肺炎球菌ワクチン

ニューモバックスNP(23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)の接種を行っています。65歳以上の方は5年毎の定期接種が助成の対象になっています。

公費による助成の対象者は、

  • 該当する年度(4月2日〜翌年4月1日)に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
  • 60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方

です。詳しくは厚生労働省ホームページをご覧下さい。

▷ 厚生労働省ホームページはこちら

なお、お住まいの地域によって自己負担額が異なりますので、お住まいの自治体のホームページ等でご確認下さい

麻疹ワクチン

麻疹(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。

麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

これまでワクチンを接種したことがない方、麻疹にかかったことがない方はワクチン接種を受けることをお勧めします。

風疹ワクチン

風疹(三日ばしか)は、風疹ウイルスによって引き起こされる急性の発疹性感染症で、1人の風疹患者から5~7人にうつす強い感染力を持っています。成人で発症した場合、高熱や発疹が長引くなど、小児より重症化することがあります

風疹は一度感染すると通常は生涯にわたって免疫を獲得します(終生免疫)。

また、風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が風疹ウイルスに感染すると、先天性風疹症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります

妊娠可能な女性やその家族の方で免疫を持っていない方はワクチン接種を受けることをお勧めします。抗体があるか調べたい方は自費で抗体検査をすることもできます

また、令和5年度の県の風疹抗体検査事業で、検査対象者に当てはまる方は無料で抗体検査を行うことができますワクチンは無料ではありません)。詳しくは福岡県ホームページをご覧下さい。

▷ 福岡県ホームページの風疹抗体検査についてのページはこちら

なお、第5期の風しんの定期接種対象者の方(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性の方)は下の「麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)」をご覧下さい。

麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)

MRワクチンは、麻疹ワクチンと風疹ワクチンが一緒になったワクチンです。

当院では第5期の風疹の定期接種対象者の方(昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性の方)の抗体検査と定期接種を行っており、自治体から郵送されるクーポンを利用して無料で抗体検査、ワクチン接種を受けることができます。その際はこのMRワクチンを接種します。

詳しくは厚生労働省ホームページをご覧下さい。

▷ 厚生労働省ホームページはこちら

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹は、脊髄から出る神経節という部位に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが活動を再開することで発症します。ピリピリと刺すような痛みから始まり、続いて小さな水ぶくれ(水疱)と発疹が帯状に現れ、神経痛が長期にわたって残ることもあります。

50歳以上の方は、帯状疱疹のワクチンを接種することができます。帯状疱疹ワクチンには、弱毒化生ワクチン「ビケン」と不活化ワクチン「シングリックス」がありますが、ビケンの発症予防効果が約50%であるのに対して、シングリックスの発症予防効果は50歳以上の人で約97%、70歳以上の人でも90%程度と報告されています。帯状疱疹後神経痛(PHN)に関しても88%と高い予防効果が示されています。

予防効果はビケンは5年程度、シングリックスは9年以上持続すると報告されており、免疫持続の面でもシングリックスが優れております。

当院ではシングリックスの接種を行っており、接種回数は2回2回目は初回から2ヶ月後に行います。

B型肝炎ウイルスワクチン

B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが血液や体液を介して感染する肝臓の病気です。急性肝炎を起こすと非常に重篤な劇症肝炎になることがあり、また慢性肝炎に移行した場合も肝硬変や肝臓がんの原因となることがあります。

ワクチンを接種することでB型肝炎ウイルスの感染を高い確率で予防することができます。当院では、まずB型肝炎ウイルス検査を行い、まだB型肝炎ウイルスに感染していなければワクチン接種を行います。

接種回数は3回となっており、2回目は初回から1ヶ月後、3回目は初回から6ヶ月後に行います。なお、当院では小児への接種は行っておりません。

HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)

女性の子宮頸がんや、男性もかかる中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウイルスが関わっています。

HPVは一般に性行為を介して感染することが知られており、女性だけでなく男性も予防接種をすることで子宮頸がんから女性を守ることができます。日本でも2020年12月から男性への適応が承認されました。

当院では9価HPVワクチン(シルガード9)・4価HPVワクチン(ガーダシル)の接種を行っています。シルガード9は、9〜14歳は接種回数は2回となっており、2回目は初回から5〜12ヶ月後に行います。15歳以上でシルガード9を接種される方接種回数は3回となっており、2回目は初回から2ヶ月後、3回目は初回から6ヶ月後に行います。ガーダシルは全年齢で接種回数は3回となっており、2回目は初回から2ヶ月後、3回目は初回から6ヶ月後に行います。

粕屋地区(糟屋郡6町 + 古賀市)にお住まいで、接種日の時点で小6〜高1の女子は公費による助成の対象となり、無料でワクチンを接種できます。詳しくはお住まいの自治体にお問い合わせ下さい。

RSウイルスワクチン

RSウイルスワクチンは、60歳以上を対象に2023年9月に日本で初めて製造販売承認を取得した新しいワクチンです。

日本では、RSウイルス感染症によって60歳以上の方のうち約63000人が入院し、約4500人が入院中に死亡していると推定されています。喘息・COPD・心疾患をお持ちの方は、RSウイルス感染症が重症化するリスクが高く、肺炎・入院・死亡などの重篤な転帰につながる可能性があります。

60歳以上の方は、RSウイルスワクチンを接種することができます。現時点では2年以上の予防効果が確認されており、今後のデータ次第では更に長い期間の効果が期待できる可能性があります(2024年4月現在)。

予防接種料金

全て診察料込み・税込みの価格です

新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン(現在は全て公費負担です)
0円
インフルエンザワクチン
3520円
肺炎球菌ワクチン
7040円
麻疹ワクチン
6600円
麻疹抗体検査(EIA法)
4400円
風疹ワクチン
6600円
風疹抗体検査(HI法)
3080円
麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)
11000円
帯状疱疹ワクチン(1回の料金です)※計2回接種が必要です
22000円
B型肝炎ウイルスワクチン(1回の料金です)※計3回接種が必要です
5500円
B型肝炎ウイルス抗原検査
550円
B型肝炎ウイルス抗体検査
1650円
HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)(1回の料金です)※計3回接種が必要です
16500円
RSウイルスワクチン
26500円