頭痛・めまい・痺れ・ふらつき・頭のけがなどの脳神経外科疾患の診療を行います。
高画質な画像を撮影できる最新のMRI装置を用いて検査を行い、脳や脳血管を詳しく調べることができます。
また、頚動脈エコー検査やABIで脳梗塞などの原因となる動脈硬化の程度を調べることができます。
顔やまぶたのけいれん、わきの多汗症に対するボトックスの注射も行っています。

脳神経外科の診療内容

頭痛

片頭痛や筋緊張型頭痛などの頭痛の鑑別診断・治療を行っています。くも膜下出血や椎骨動脈解離(脳を栄養する血管が裂ける病気)など、頭痛の原因が命に関わる重篤な病気の可能性もあるため、早めの受診をお勧めします。

脳卒中

脳卒中は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血に分類されます。体の右半分や左半分が動かない(麻痺)・痺れる、呂律が回らない、言葉がうまくしゃべれない、ものがだぶって見える、ふらついて真っすぐ歩けない、めまいがひどい、などの症状が突然出てきた場合は脳卒中の可能性がありますので早期の受診をお勧めします。

認知症

認知症の多くはアルツハイマー型認知症ですが、脳梗塞や脳出血を繰り返して起こる脳血管性認知症、幻覚を伴うレビー小体型認知症などもあり、治療のアプローチがそれぞれ異なります。症状とMRI検査でどのタイプか判断した上で治療を行います。慢性硬膜下血腫や脳腫瘍でも認知症の症状を示すことがあり、原因の鑑別が重要です。

パーキンソン病

安静時に手足の震えがあり、動作が緩慢になることが特徴です。歩きはじめの最初の一歩がなかなか出ない、よく転ぶ、無表情になる、などの症状も見られます。内服薬による治療で症状の軽減を図ります。気になる症状があれば一度受診をお勧めします。

頭のけが

出血がひどい場合は早急な処置が必要ですので迅速に対応します。高齢者の場合はけがをしてからしばらくして、脳と頭蓋骨の間にじわじわと出血が溜まって脳を圧迫する、慢性硬膜下血腫という病気になることがあるので注意が必要です。慢性硬膜下血腫はMRIで診断が可能ですので、頭のけがをした後に半身の麻痺や物忘れなどの症状があればご相談下さい。

てんかん

典型的なてんかんでは、手足や体のけいれんが起こりますが、けいれん以外の症状が起こるてんかんもあります。突然おかしな行動をとるようになった、一点を見つめてぼーっとしていることがある、何をしていたか覚えていないことがある、など、認知症と間違えられるような症状がてんかんである場合もあります。てんかんの診断には脳波検査が有用であり、当院で検査が可能です。