グルタチオン点滴療法(白玉点滴)の効果
体内で活性酸素を除去し、強い抗酸化作用を示すことで老化を遅らせ、若さを保ちます。
生体内に溜まった有害な毒物を排出する解毒作用(デトックスといいます)があります。
シミの原因となるメラニンの生成を抑制します(美白効果)。
ビタミンCを還元して、その作用を強化します。
上記の効果による美白・美肌効果があり、白玉点滴とも呼ばれています。
パーキンソン病の患者では脳内グルタチオンが減少しており、グルタチオンの点滴によって症状が著明に改善したという研究結果も報告されています。
セロトニン受容体の感受性を高める効果もあり、パーキンソン病のうつ症状の改善にも有効です。
パーキンソン病では有効性は40~60%と報告されており、劇的に改善するケースも報告されています。治療終了後も2~4ヶ月効果が持続したという報告もあります。
抗がん剤による末梢神経障害、多発性硬化症などの神経難病、原因不明の倦怠感、風邪の初期症状、急性および慢性湿疹、慢性肝疾患における肝機能改善などにも効果が期待できます。
グルタチオン点滴療法(白玉点滴)の治療法
通常、初回は800mgを約30分かけて点滴で投与します。
初回の点滴で問題なければ、その後はご希望にあわせて2400mgまで増量できます。
パーキンソン病では、徐々に増量し、通常は1400~1600mgを点滴で投与します。
病状にあわせてビタミンB・Cなどを配合することがあります。
美容が目的の方は1〜2週間に1回の頻度で継続することをお勧めします。
パーキンソン病では週に2~3回の頻度で約3ヶ月点滴をして、病状の改善が認められればその後は週1~2回点滴を行います。
グルタチオン点滴療法(白玉点滴)の副作用
元々体内に存在するグルタチオンの点滴投与であり、副作用はほとんどありません。
稀に頭痛、吐き気などの症状が起きることがありますが、ほとんどの場合は点滴終了後に改善します。
稀に、肝機能障害や低血糖発作を引き起こすことがあります。
その他の注意事項
過去にグルタチオンでアレルギーのあった方、妊娠中・授乳中の方などは治療を受けられません。
この治療法は、標準的治療にとってかわるものではありません。
点滴の滴下に時間がかかるため、治療をご希望の際はあらかじめご予約をお取り下さい。
治療を受けられた方全員に必ず効果があるわけではありません。