AGA治療薬の効果
この薬は、AGAを進行させるDHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンを増やす5αリダクターゼの働きを抑え、AGAの進行を抑制します。
同じAGA治療薬のフィナステリドは5αリダクターゼのⅡ型にしか作用しませんが、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方に作用し強い効果を発揮します。
また、Ⅱ型の5αリダクターゼの阻害効果もデュタステリドのほうがフィナステリドよりも強いため、AGAの進行を抑制する効果は約1.6倍と言われています。
AGA治療薬の内服方法
1日1回、1カプセルを内服していただきます。タイミングはいつでも構いません。
肝臓の機能やPSAの値を確認するための血液検査を行うことを推奨しています。また、その後も定期的(内服開始直後は3ヶ月後、以降は半年毎)に血液検査を行うことを推奨しています(検査は自費になります)。
AGA治療薬の副作用
性欲低下や勃起不全(ED)、肝機能障害を起こすことがあります。
副作用の症状が強い場合は薬の減量や中断が必要なことがありますので、医師にご相談下さい。
その他の注意事項
肝臓の機能が低下している方、血液検査で異常があった方、未成年の方は治療を受けられません。
20歳未満の方への治療は行っておりません。
服用中はPSAの値が低下するため、前立腺癌の発生を見落としてしまう可能性があります。
デュタステリドを6ヶ月服用するとPSAの値が約50%低下するため、測定値を2倍した値を基準値と比較する必要があります。
医療機関を受診する際には、デュタステリドを内服していることを必ずお伝え下さい。
内服中は献血ができず、内服開始中止後も6ヶ月以上経過しないと献血はできません。
治療を受けられた方全員に必ず効果があるわけではありません。
6ヶ月治療を行っても効果がない場合は中止をご検討下さい。
内服を忘れた場合は、次回服用まで12時間以上あいていればその時点で内服して下さい。